梅子CMSで作成したページを、すべてHTMLにしてダウンロードできる機能です。
HTMLダウンロードの方法
HTML生成機能はデフォルト有効になっています。もし管理画面にログインして「HTML生成」のボタンがなかったら、設定ファイルのhtml_createrがtrueになっていることを確認してください。
管理画面にログイン後、HTML生成のボタンをクリックします。
出力先のドメイン名を指定して、「HTML生成」ボタンをクリックします。すぐに生成とダウンロードが開始します。
ダウンロードされるファイル例
HTML生成をした実行例です。
index.htmlがトップページです。
カテゴリー一覧ページはcategory内に、日付アーカイブページはdate内に入ります。
ページの命名ルール
HTMLでページを作成する場合、投稿ページで指定する「ページ名称」に「.html」がついたファイル名になります。
年月日はそのままディレクトリになります。
たとえば、動的アクセスで
/2025/01/release-html-maker.html
のページであれば、
/2025/01/release-html-maker.html.html
となります。
カテゴリーや年月アーカイブページも同様です。
/date/2025/1.html
であれば
/date/2025/1.html.html
となります。
ご利用にあたっての注意
本機能は「梅子CMSで作ったページをHTMLでダウンロードして公開領域にアップロードする」運用を想定しています。
その特性上、本機能は予約投稿の対応はできません。
もし予約投稿をされたい場合はその日時にファイルをアップロードする運用にするか、HTML生成機能を使わないで公開する方法をご検討ください。
また、サイドバーにあるカテゴリー一覧や日付アーカイブ、投稿ページ下の関連ページリンクなどの情報更新の関係上、ボタンをクリックすると毎回全ページを生成することになります。
ページ数が極端に多い、または画像がたくさんある場合などはうまくご利用いただけない場合があります。
HTML生成機能のメリット
もしあなたが昨今のサイトセキュリティに疲れているならば、ぜひHTMLページでサイトを公開することをご検討ください。
梅子CMSを公開されていない、守られた場所に構築してページを作成し、その後HTML生成機能を使ってページをダウンロード。
ダウンロードしたファイルを公開場所へアップロードすれば、それで静的サイトの完成です。
サイトに発生するすべての攻撃を防ぐのは難しいかもしれませんが、少なくとも梅子CMSに不正ログインを試みる有象無象からは守ることができるでしょう。
梅子CMSのログイン機能が公開領域になければ、不正ログインのしようがありませんから。
別途問い合わせページなどのフォームを設置される場合は、いつものように注意をしてくださいね。
※本機能はLaravel Framework 11.31.0、PHP8.3で開発しました。梅子CMSを構築の際には適用要件をご確認ください。